「メイドさん、水下さい」
「はい、お待たせしました」
 男子校の制服を着た一段のテーブルにさっきから何往復もしている香穂子。
「オーダーお願いします」
「はい、只今」
「あ、俺達まだ決まってないから、こいつのオーダーだけ聞いてね」
「……はい」
 さっきから、小さな事で何度も繰り返し呼ばれて、離れてはまた戻る、を繰り返している。
『何なのかなあ。からかわれてるのかな。うう、この服が似合ってないとか?冬海ちゃんのブルーメイドがいなくなったから、八つ当たりとか?』わけがわからないながらも、決して無茶な事を言われてるわけでも、ヘンな事をされてるでもないため、大人しく従っている。
「……なあ、もういいかげんにしないか?あの子、不審がってるぜ」「おい、加地」
「ああ、どうしよう……信じられないよ、こんな処で彼女に会えるなんて……」
「……ダメだこりゃ」完全に自分の世界に飛んでいる彼に、少年達は溜息。
「よ、よし、今度は僕が声をかけるから」
「あーはいはい」「もう勝手にしてくれ」意気込む加地に、皆、白けムード。
「あ、あの、すみません」
「はい」オーダーと思い、香穂子が近付こうとした瞬間。
 バッ
 いつの間にか、香穂子の前に、火原が回り込んでいた。
「香穂ちゃん、メモ、貸してくれる?おれがやるよ」
「えっ、和樹先輩、何を」
「いいから」強引に少女からメモとペン、そしてお盆を奪うと、テーブルに近付いていく。
「え、あの」
「オーダーは?」
 激しい火原の目に、息を呑む加地。が、やがて人当たりの良い笑みを浮かべ。「すみません、さっきのウェイトレスさんに用が」
「お断りします。用事なら、おれが聞きます」
にっこり微笑む加地。「僕は、彼女にお願いしたいんだけど」
「ダメだよ!香穂ちゃんはおれの彼女なんだ、ヘンな真似は許さない!」




ペーパー配布している分の続き、加地くん登場ですv火原っちとやりあって下さいvvv

                              

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