ひどく熱い眼差しを香穂子に注ぐ火原。「おれは、嫌だよ。他の誰かが、香穂ちゃんに触れるの、香穂ちゃんに触れられるの」
 ずきんと胸が疼く。「和樹先輩……」
「今が、緊急事態。香穂ちゃん、おれにも膝枕、して」
 間。
「ええええっ!?」真っ赤っ赤になる香穂子。
「して。膝枕。今すぐ」身を乗り出す火原に、香穂子は思わずすりずり後退り。「か、和樹先輩、何考えてるんですかっ!今、どういう状況だかわかってる!?……だ、第一、人が見てる……」
 向かいの、モンスターが閉じ込められている牢屋をチロッと見る。
「大丈夫、あれ『人』じゃないし」乗り出し。
「で、でも、さっきの人達がまた戻ってくるかもしれないじゃないですか!」ずりずり。
 しかし、狭い牢屋、あっという間に香穂子は壁に追い詰められてしまう。
 大きな目が、意外に長い睫毛がどアップ。
『うわあっ、和樹先輩、私の心臓ぶっ壊す気ですか!?』切ないその表情に、心臓がバクバク鳴って壊れそうだ。
「それとも、本当におれに膝枕するのは嫌なの?」
 ……負けました。




「Wanna sleep on your knee」より抜粋です。初々しい二人の、初めての膝枕?志水くんも絡んでの、短いコメディーですv

                              

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